家づくりをじっくり考えて当社へ
今回ご紹介するのは、9歳、7歳、5歳の元気なお子さんたちとAさん夫妻の家です。
ご主人は教員、奥さまは保育士。お子さんはプールやフットサルをやっている、元気いっぱいのご家族です。
コロナ渦になったことで、家づくりのことをじっくり考える時間ができ、お子さんが3人に増えたこともあり、それまでのアパート暮らしから戸建てに移りたいと情報収集を始めました。
大手の住宅会社で時間をかけて相談したこともあったそうですが、提示された見積金額を見てあまりにも高いと感じたそう。そこで工務店での家づくりも検討し始め、ネットなどで情報を集めるうちに豊富な施工例写真を見て気に入っていただき、当社(晃和住宅)へお問い合わせをいただきました。
もともと札幌市西区にお住まいで、お友達などの人間関係も良好だったそう。そのつながりを大切にしたいので、あまり離れないところで建てたいというご希望で土地をいっしょに探しました。
当社の川口が担当させていただき、土地探しのサポートもしました。ネットで見つけられた土地はご希望の条件に近かったのですが、広さが100坪もあり、ちょっと広すぎるということで川口が売主様と交渉し、当社が100坪分を買い取って、半分に分筆(2区画に分ける)し、A様に50坪分をご購入いただきました。
札幌も、2018年の北海道胆振東部地震や、大雨の被害など、自然災害の危険が増大しています。A様ご夫妻も購入する土地の災害リスクを気にされており、当社でも調べて今回購入された土地は災害リスクが少ないことも確認できました。
地盤がしっかりとした土地のせいか、実際に地震が起きてもあまり揺れを感じないそうです。
1階は、収納・階段スペースを囲むように玄関とLDK、ユーティリティー、バスルームがある回遊式の動線になっています。2階には、寝室と子ども部屋があります。リビングと階段部分にある吹き抜けや壁で仕切らない設計によって、どの部屋もゆるやかに繋がっています。
広々とした玄関はリビングとつながっていますが、中が見えない設計です。
吹き抜けと採光窓のおかげで、広い室内はどこも明るい空間です。
家づくりの過程から完成まで目一杯楽しんだ
家づくりをスタートする時点で希望したのは、大きな生活スペースを確保すること。中でも玄関は、とにかく広くしたかったそうです。
というのも、以前住んでいた家は玄関が狭く、家族5人が一度に靴の脱ぎ履きをできるスペースがなくてトラブルが起きがちでした。家族全員が横並びになって準備できる広さの確保を最優先しました。
その一方で、土間スペースを広げすぎると水回りのスペースが圧迫されてしまいます。そこで、玄関ホールと土間のデザインやプランはかなり考えました。リビングと玄関がつながっている間取りですが、それぞれの空間が直接目に入りにくいよう工夫しています。
広々とした玄関で目を引くのは、ご主人のDIYによる収納やインテリアです。ツーバイフォー材を活用できる「LABRICO(ラブリコ)https://ec.heianshindo.co.jp/pages/labrico-top」のパーツや、有孔ボードを活用し、小物掛けやボール収納ラックを手作り。北欧のデザイナーブランド「マリメッコ」の布を木枠にタッカーで留めたお手製のファブリックボードが、玄関ホールの鮮やかなアクセントになっています。
風通しの良さを実現できる水回りの配置から、室内の明るさを確保できる窓の位置と大きさまで、設計は細かく微調整を重ねました。
キッチンの窓を開ければ、お風呂場まで風が流れます。
奥さまは、洗濯物を外で干したい派。2階ホールから出入りできるベランダを設けました。
2階ホール横の読書スペースは、間仕切りを設けて個室にすることもできます。3人の子どもがそれぞれ部屋を持てます。あらわし仕上げの針葉樹合板が、3年経っていい具合のあめ色に変化してきました。
知り合いが作ってくれた木製ボックスに本を収納。組み合わせ方次第で用途が変えられる便利なアイテムです。
子ども部屋にある、観音開きの扉を開くと、吹き抜けを通じてキッチンにいるママの声が届きます。
扉は造作してもらいました。
キッチン、洗面ユーティリティー、バスルームなどの水回りは一直線に配置し、浴室の湿気が抜けやすい間取りにしました。キッチンの窓を開けると、バスルームまで風が流れてきます。
玄関の土間まで含めて、すべて床暖房にすることをご提案し、採用していただきました。雪で濡れた靴は玄関に並べ、上着はシューズクローゼットのハンガーにかけておくだけで乾くので、土間の床暖房は大正解でした。
Instagramで見つけた写真をもとに造作した洗面台の三面鏡は、中が収納になっています。
おふたりは、Instagramやネットで情報収集しながら打ち合わせを重ね、自分たちのイメージが形になっていく過程がとても楽しかったとふり返ります。
ご主人は、家づくりを振り返ってこう話してくれました。「家と職場の間に、晃和住宅さんの事務所があったので、ちょっとした希望や確認事項は、些細なことでも会社に寄って直接お伝えしました。やはり、対話が大事だと思います。川口さんはすぐに返事をくださるのでで、イメージのズレもありませんでした」。嬉しいお言葉です。
お客様のインタビュー記事は、iezoomに掲載されています。https://iezoom.jp/entry-3386.htmlもご覧ください。